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Building better models of pancreatic cancer development of a scalable 3D cell culture framework evalluate novel immuno modulatory agents

Building better models of pancreatic cancer: development of a scalable 3D cell culture framework evalluate novel immuno-modulatory agents

【資料タイプ】ポスター

【学会】SLAS 2025

【言語】英語

膵臓癌(PC)は致死的な癌であり、患者の〜90%が5年以内に死亡します。

患者の抗腫瘍免疫応答を再活性化させて腫瘍細胞を排除する免疫療法は、様々な癌種において長期間の抗癌反応を促進する上で大きな可能性を示しています。しかしながら、PCは免疫療法にほとんど完全に抵抗性であり、この疾患における免疫細胞と癌細胞の相互作用の理解が不完全であることを浮き彫りにしています。

腫瘍微小環境はPCにおける免疫療法抵抗性の重要な因子であり、免疫抑制細胞が協調してT細胞の機能を阻害します。さらに、PCの緻密な瘢痕様の組織環境が、T細胞の腫瘍への浸潤と移動を妨げる物理的な障壁となっています。

3Dがん腫瘍培養を用いれば、がん細胞と免疫細胞の空間的配置を正確にモデル化し、本来の腫瘍微小環境を模倣することができるため、細胞-細胞間および細胞-環境間の相互作用を調べることが可能と考えられます。

そこで、RASTRUM Allegro システムを用いて、膵癌モデル細胞株(KPC)とT細胞の3D共培養系を、生理学的に膵癌の微小環境に近いと考えられる硬さのマトリクス中に作製し、生細胞イメージング法によりKPCとT細胞の相互作用を評価しました。

その結果、従来の基底膜抽出物中での3D培養と比べて、RASTRUM マトリクス中では、KPCと接触するT細胞が多く、細胞傷害性試験においてもT細胞がKPCを殺傷していることが証明されました。

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