Producing 3D Neuronal Microtissues for Preclinical Drug Screening using ioGlutamatergic Neurons

【資料タイプ】アプリケーションノート

【言語】英語

ヒト人工多能性幹細胞（iPSC）を用いた3次元細胞培養モデルは、中枢神経系疾患の研究において、ヒト病態を模倣する有望な実験モデルとして期待されています。

2次元の細胞培養とは異なり、3次元培養は、生体内の細胞の挙動に影響を与える多くの因子を持つ3次元環境で細胞を培養することにより、より生理学的な表現型を獲得する。

このアプリケーションノートでは、RASTRUM システムを用いて、ioGlutamatergic ニューロン（bit bio社）とヒトiPSC由来のアストロサイトから成る神経マイクロ組織を作製した例を紹介します。

中枢神経組織の細胞外基質を模倣したRASTRUM マトリクスを足場として、96ウェルプレートあるいは384ウェルプレートで2つの細胞を共培養したところ、特徴的な神経突起の伸長を伴う成熟した神経細胞の表現型を示しました。

RASTRUM システムは、このような神経オルガノイド培養プレートをハイスループットに作製できる能力を有します。

このようなアッセイ系は、神経疾患の創薬スクリーニングあるいは中枢毒性試験の効率と生産性を向上できる可能性があります。

※本アプリケーションノートはbit.bio社とInventia社の共同で作成されました。