
Preclinical study of synergistic combination of sacituzumab govitecan and talazoparib in ovarian cancer models
【資料タイプ】ポスター
【学会】IACR 2025
【言語】英語
卵巣がんは、世界の女性のがん死亡原因の第5位を占めます。
卵巣がんに対する様々な分子標的治療薬の開発が進む中で、抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate; ADC)の開発が活発です。
Sacituzumab govitecanは、TROP2を標的とするADCで、ペイロードとなる細胞傷害性薬剤としてトポイソメラーゼI阻害剤であるSN-38がモノクローナル抗体に結合されています。TROP2は多くの卵巣がんで過剰発現しており、有力な治療標的の1つです。
Talazoparibは、Poly-(ADP-ribose) polymerase(PARP)を阻害する低分子治療薬です。
Sacituzumab govitecanとTalazoparibはそれぞれ、既にいくつかの癌腫の治療薬として承認されています。
本研究では、卵巣がん細胞株の2D培養とRASTRUMを用いた3D培養のそれぞれにおいて、Sacituzumab govitecanとTalazoparibの単剤投与および併用投与のin vitro 抗腫瘍活性を調べました。