A bioprinted organoid model of the early placenta
【資料タイプ】ポスター
【学会】Organoids Are Us Symposium 2023
【言語】英語
子癇前症は、治療法のない妊娠性心血管障害であるが、その一因は、ヒトの妊娠に関する信頼できるモデル系がないことにある。われわれは最近の研究で、妊娠中の胎盤の発生と機能を再現する絨毛細胞オルガノイドモデルを開発し、その特徴を明らかにした。さらに、従来のマトリゲル包埋法と新しいバイオプリンティング法により作製したオルガノイドを比較することを目的とする。
胎盤絨毛細胞の手作業でマトリゲルに包埋するか、RASTRUM プラットフォーム(Inventia Life Science)を用いて胎盤絨毛細胞を合成ハイドロゲル中にバイオプリントし3D培養モデルを作製した。同時に手作業によるマトリゲルを用いた3D培養モデルの作製も行った。Ham's F12培地(10%FBS、1%ペニシリン-ストレプトマイシン)で最長12日間維持した。オルガノイドの増殖は、Incucyte Live-Cell Analysis Systemを用いて解析した。バイオプリントされたオルガノイドの生存率は、Calcein-AMとEthidium homodimer-1で標識して分析した。バイオプリントされたオルガノイドを採取、固定し、絨毛細胞サブタイプ特異的マーカーであるE-カドヘリン、ヒト白血球抗原(HLA-G)およびβヒト絨毛性ゴナドトロピン(β-hCG)を免疫染色した。光学的クリアリングを行い、共焦点顕微鏡を用いてZスタック画像を取得した。