Natural Killer Cell Expansion and Scale-Up in Vertical-Wheel Bioreactors

【資料タイプ】アプリケーションノート

【言語】英語

ナチュラルキラー（NK）細胞は、免疫系に属するリンパ球の一種であり、事前の感作なしに腫瘍細胞や病原体を標的として破壊することができる。同種NK細胞療法は、免疫療法、特にがん治療の分野で大きな期待が寄せられているが、従来の拡大培養法では、初期のプロセス開発から商業規模の製造まで迅速に移行するのに必要な適切なスケール展開が困難である。自己細胞治療によく用いられるスケールアウトモデルは、バッチ間のばらつきを増大させ、費用対効果を低下させ、プロセスのバリデーションを複雑化させるため、最終的に開発の進展を妨げ、患者への細胞治療の適用を遅らせる要因となる。

PBS Biotech社のVertical-Wheel バイオリアクターは、60mLから最大80Lまで容易にスケールアップすることのできる培養システムである。複数のプロセスパラメーターをテスト、そして最適化し、スケールアップすることで、治療投与に必要な機能性NK細胞の高密度に高収量で得ることができる。