免疫細胞によるキリングアッセイ(がん免疫療法)
51Crリリースアッセイ、LDHアッセイ、フローサイトメーターに満足されていますか?
xCELLigence® リアルタイム細胞解析システムを使用すると、がん細胞に対する免疫細胞の傷害活性を、RIや染色試薬を用いずにラベルフリーで簡単に、しかも高感度に測定していただけます。
ラベルフリー
アイソトープ(51Cr)、ルシフェラーゼ、(蛍光)染色試薬などを使いません。
測定時に細胞を剥がす必要もございません。
手間いらず
使用方法は至って簡単。
ターゲット細胞を播種してエフェクター細胞を加えるだけで、自動的にカイネティックデータを取得できます。
低いバックグラウンド
エフェクター細胞の生死の影響を受けづらいバックグラウンドの低いデータを得られます。
ハイスループット
最大96ウェルプレート6枚を同時あるいは別々に測定していただけます。
1タイムポイントのデータ取得は15秒以内で完了します。
長期の傷害性を評価可能
従来のアッセイ法と異なり、短期(数時間)だけでなく長期(数日)の傷害性も測定していただけます。
ビボ実験との高い相関性
生理的な条件に近い低いET比で傷害性を検出していただけます。
様々な種類のがん免疫療法の実験に
CTL療法、NK細胞療法、CAR-T療法、TCR-T療法、チェックポイント阻害剤、ADCC、BiTEsなど様々なモダリティの実験に使えます。
ラベルフリー&リアルタイム がん免疫アッセイの原理
金電極センサーをウェル底面に配置した専用マイクロウェルプレート(E-Plate)を使用することで、細胞接着と細胞増殖をラベルフリーで非侵襲的に連続測定していただけます。測定は常に培養環境下で行われます。
ステップ1
ターゲット細胞(接着性のがん細胞)をE-Plateに播種します。センサーからの電気抵抗シグナルはCell Index(CI)としてプロットされ、細胞のウェル底面 への接着と増殖に伴って上昇します。ウェル内がほぼ100%コンフルエント となるとCIの上昇は止まり、ほぼ水平になります。
ステップ2
次にエフェクター細胞を添加しますが、エフェクター細胞は浮遊系のためセンサーに反応せず、CIはほとんど変化しません。
ステップ3
エフェクター細胞がターゲット細胞を攻撃し、ターゲット細胞の溶解が始まると、センサーは敏感にそれを感知し正確にCIの減少として反映します。
エフェクター細胞の種類、ターゲット細胞の種類、改変抗体の種類、ET比などを異なる条件に設定した全てのウェルから同時にデータ取得がなされ、各ウェル毎のリアルタイム細胞傷害性カーブとしてソフトウェア画面上にプロットされます。
ステップ4
オプションのがん免疫実験用ソフトウェアを使用すると、通常のリアルタイムプロット(上のプロット)で表示した後、数クリックで簡単に% Cytotolysis(下のプロット)、IC50、KT50を算出できます。
※KT50(Killing Time 50):ターゲット細胞の半数が傷害を受けるまでの時間(エフェクター細胞がどれだけ迅速にターゲット細胞を殺すことができるかの指標)。
免疫細胞によるキリングアッセイが可能な製品
資料ダウンロード
日本語資料
アプリケーションフライヤー
がん細胞に対する免疫細胞の細胞傷害活性をラベルフリーでリアルタイムに測定
英語資料
アプリケーションノート
ハンドブック
プレゼンテーションビデオ
Utilization of a Label-Free Real-Time Cell Analysis Technology for Cancer Immunotherapy Applications
Yama Abassi, Ph.D. (ACEA Biosciences)
Bispecific Antibody Constructs Mediate Immunotherapeutic Retargeting of Effector Cells Towards HBV Infected Target Cells
Felix Bohne, Ph.D. (German Research Center for Environmental Health)
Determining Optimal Cytotoxic Activity of Human Her2neu Specific CD8 T-Cells by Comparing the Cr51 Release Assay to the xCELLigence System
Keith Knutson (Mayo Clinic and VGTI)
Using Impedance-Based Approaches for Measuring Antigen-Specific Cytotoxic T cell Activity
Keith Knutson (Mayo Clinic and VGTI)