NULISA 超高感度イムノアッセイプラットフォーム
ARGO HT システム

NULISAseq 免疫学パネル 250
炎症バイオマーカーを包括的にプロファイリング

関節リウマチ(RA)や全身性エリテマドーデス(SLE)などの自己免疫疾患、あるいは感染症や悪性腫瘍を含めた炎症性疾患に関連する可能性の高いタンパク質を包括的にプロファイリングすることができるNGSリードアウト用の相対定量パネルです。
約250ターゲット
249種類の免疫関連タンパク質を同一サンプルからマルチプレックスに相対定量
超高感度
最高レベルの測定感度(fg/mLレベル)で、血漿/血清から炎症関連マーカーを相対定量
高い検出成功率
IL-4、IL-5、IL-17、IL-30、IL-33、TNFαなどの微量サイトカインを健常レベルから検出可能
少ないサンプル必要量
わずか25μL(N=1)から約250のターゲットの発現変動をマルチプレックスにプロファイリング
12桁の測定レンジ
> 12 logsのダイナミックレンジで、超微量マーカーから高濃度マーカーまで希釈なしで測定
優れた測定再現性
自動化されたワークフローにより、プレート内とプレート間ともにCV中央値<10%で測定
特長と利点
炎症は免疫システムの破綻により起こりますが、そのメカニズムは複雑で、非常に多くのサイトカインやケモカインとその受容体、あるいはその他の免疫関連分子のネットワークが関係します。
炎症が関係する疾患は多岐にわたり、がん、感染症、自己免疫疾患、免疫不全、自己炎症性疾患、線維症など実に多くの疾患に付随して起こるかその主要因となっており、疾患の重症化に深くかかわります。
あるいは正常な免疫調節の破綻は、高分子医薬品や細胞治療薬の投与に伴う免疫有害事象(irAE)としても起こります。
サイトカインやケモカインなどの炎症関連タンパク質は、高濃度に存在するものから極微量にしか存在せず検出が難しいものまで、その血中濃度は様々です。微量サイトカインは特に健常レベル(ベースライン)の測定が困難です。
NULISAseq 免疫学パネルは、約250の炎症関連ターゲットを>12 Logsの圧倒的なダイナミックレンジで、超低濃度から高濃度まで包括的にプロファイルすることを可能にします。
測定可能なアナライト
NULISAseq 免疫学パネルで相対定量を行うことができるタンパク質のリストです(全249ターゲット)。セグメントごとに分類されています。
それぞれのタンパク質は略名で示してあります。フルネームは PDFファイルをご確認ください。
サイトカイン(63ターゲット)
CYOKINES | ||
CNTF | IL10 | IL34 |
CSF1 (M-CSF) | IL11 | IL36A |
CSF2 (GM-CSF) | IL12A|IL12B (IL12p70) | IL36B |
CSF3 (G-CSF) | IL12B (IL12p40) | IL36G |
CTF1 | IL13 | LIF |
CX3CL1 (Fractalkine) | IL15 | LTA (TNF-β) |
FLT3LG | IL16 | OSM (Oncostatin-M) |
IFNA1 IFNA13 (IFNα1) | IL17A | SPP1 (Osteopontin) |
IFNB1 (IFN-β1) | IL17A|IL17F | THPO (Thrombopoietin) |
IFNG (IFN-γ) | IL17B | TNF (TNF-α) |
IFNL1 (IFN-λ1) | IL17C | TNFSF4 (OX40L) |
IFNL2: IFNL3 (IL28A; IL28B) | IL17F | TNFSF8 (CD30L) |
IFNW1 (IFN-ω1) | IL18 | TNFSF9 (4-1BBL) |
IKBKG (NEMO) | IL19 | TNFSF10 (TRAIL) |
IL1B (IL1B) | IL20 | TNFSF12 (TWEAK) |
IL2 | IL22 | TNFSF13 (APRIL) |
IL4 | IL23A|IL12B (IL23) | TNFSF14 (LIGHT (HVEM-L)) |
IL5 | IL24 | TNFSF15 (TL1A) |
IL6 | IL27|EBI3 | TNFSF18 (GITRL) |
IL7 | IL32 | TNFSF11 (RANKL) |
IL9 | IL33 | TSLP |
受容体(56ターゲット)
RECEPTORS | ||
AGER (RAGE) | IL6R | SLAMF1 (CD150) |
CD3E (CD3ε) | IL6ST (CD130) | TEK (TIE-2) |
CD4 | IL7R (IL7RA) | TLR3 |
CD40 | IL10RB | TNFRSF1A (CD120a) |
CSF1R (CD115) | IL12RB1 | TNFRSF1B (CD120b) |
CSF2RB (CSF2RB) | IL15RA | TNFRSF4 (CD134 (OX40)) |
CSF3R | IL17RA (CD217) | TNFRSF8 (CD30) |
CXADR | IL17RB | TNFRSF9 (CD137 (4-1BB)) |
FLT1 | IL18BP | TNFRSF11A (RANK) |
FLT4 (VEGFR-3) | IL18R1 | TNFRSF11B (OPG) |
HAVCR1 (KIM-1) | IL13RA2 | TNFRSF13B (TACI) |
IL1R1 (CD121a) | KDR (VEGFR-2) | TNFRSF13C (BAFF-R) |
IL1R2 (CD121b) | KLRK1 (NKG2D) | TNFRSF14 (HVEM) |
IL1RL1 | LAG-3 | TNFRSF17 (BCMA) |
IL2RA (CD25) | LILRB2 (ILT4) | TNFRSF18 (GITR) |
IL2RB (CD122) | MERTK (MER) | TNFRSF21 (DR6) |
IL3RA | NCR1 | TREM-1 |
IL4R | OSMR | TREM-2 |
IL5RA | SIRPA (CD172a) |
ケモカイン(37ターゲット)
CHENOKINES | ||
CCL1 (I-309) | CCL19 (MIP-3β) | CXCL5 (ΈΝΑ-78) |
CCL2 (MCP-1) | CCL20 (MIP-3α) | CXCL6 (CKA-3) |
CCL3 (MIP-1α) | CCL21 (6Ckine) | CXCL8 (IL8) |
CCL4 (MIP-1β) | CCL22 (MDC) | CXCL9 (MIG) |
CCL5 (RANTES) | CCL23 (MPIF-1) | CXCL10 (IP-10) |
CCL7 (MCP-3) | CCL24 (Eotaxin-2) | CXCL11 (I-TAC) |
CCL8 (MCP-2) | CCL25 (TECK) | CXCL12 (SDF-1) |
CCL11 (Eotaxin) | CCL26 (Eotaxin-3) | CXCL13 (BCA-1) |
CCL13 (ΜCP-4) | CCL27 (CTACK) | CXCL14 (BRAK) |
CCL14 (HCC-1) | CCL28 (MEC) | CXCL16 |
CCL15 (MIP-5) | CXCL1 (GROα) | TAFA5 |
CCL16 (HCC-4) | CXCL2 (GROβ) | |
CCL17 (TARC) | CXCL3 (GROγ) |
成長因子(24ターゲット)
GROWTH FACTORS | ||
ANGPT1 (ANG-1) | FGF21 | PDGFB |
ANGPT2 (ANG-2) | FGF23 | PGF (PLGF) |
AREG | GDF-15 | TGFB1 (TGF-β1) |
BDNF | GDF-2 | TGFB3 (TGF-β13) |
BMP-7 | HGF | VEGF-A |
EGF | NGF (β-NGF) | VEGF-C |
FGF19 | NTF3 (NT-3) | VEGF-D |
FGF2 | PDGFA | IL17RA (CD217) |
免疫調節分子(17ターゲット)
REGULATION | ||
ANXA1 (Annexin-A1) | CD83 | CHI3L1 (YKL-40) |
CD27 (TNFRSF7) | CD93 | CLEC4A (CLEC4A) |
CD40LG (CD40 ligand) | CD200 | CST7 |
CD46 | CD200R1 | CTLA-4 |
CD70 | CD274 (PD-L1) | FURIN |
CD80 | CD276 (B7-H3) |
その他(52ターゲット)
OTHERS | ||
AGRP | IRAK-4 | PDCD1LG2 (PD-L2) |
BST2 (CD317) | KITLG | PTX3 |
C1QA | KNG1 | S100A9 (MRP-14) |
CALCA (CGRP-I) | LAMP-3 | S100A12 (ENRAGE) |
CEACAM5 (CEA) | LCN2 (Lipocalin-2) | SCG2 |
CRP | LGALS9 (Galectin-9) | SDC1 (CD138) |
CTSS | MIC-A | SELE (E-selectin) |
EPO | MIC-B | SELP (P-selectin) |
FASLG | MIF (MMIF) | THBS2 |
FTH1 (FTH) | MMP-1 | TIMP-1 |
GFAP | MMP-3 | TIMP-2 |
GRN | MMP-8 | VCAM-1 |
GZMA | MMP-9 | VSNL1 (VILIP) |
GZMB | MMP-12 | VSTM1 |
HLA-DRA | MPO | WNT7A (Wnt-7A) |
ICAM1 (CD54) | MUC16 (CA-125) | WNT16 (Wnt-16) |
ICOSLG (B7-H2) | NAMPT | |
IL1RN | PDCD1 (PD-1) |
関連情報
マウスアナライトのためのパネルはこちら

NULISAseq 免疫学パネル 250は、主にヒト抗原タンパク質を対象として作られたパネルです。
マウス血漿・血清からの測定には下のパネルをご用意しています。
炎症関連マーカー(サイトカイン/ケモカインなど)に加えて、いくつかのキーとなるCNSマーカーが含まれたパネルです。
絶対定量のためのパネルはこちら

NULISAseq 免疫学パネル 250は、相対定量によるタンパク質発現プロファイリングのためのパネルです。
より進んだ臨床研究での絶対定量には下のパネルをご用意しています。
150種類以上の主要な炎症関連タンパク質が含まれています。
NULISAqpcr シングルプレックスアッセイ
NGSリードアウトによるマルチプレックス分析の他に、qPCRリードアウトによるシングルプレックス分析のためのアッセイキットもございます。シーケンスを行うことなくARGO HTシステムで直接的に絶対定量結果を得ることができます。
このNULISAqpcr アッセイキットは今後もラインナップを増加する予定です。最新の情報やNULISAseq パネルに含まれるアナライトのシングルプレックス化については弊社まで お問い合わせください。
IL-4

IL-4は、Th2 ヘルパーT細胞(CD4+ T細胞)、肥満細胞、NKT細胞などの免疫細胞で産生されるサイトカインです。B細胞の活性化による増殖促進、B細胞から産生される抗体のクラススイッチ、マクロファージからの炎症性サイトカインの産生抑制などの機能をもちます。アレルギーや喘息の発症の他、様々な免疫疾患に関わることが知られています。
IL-1β

IL-1βは、単球やマクロファージをはじめとする様々な細胞で産生される炎症性サイトカインの1つです。感染や傷害に対する免疫反応において重要な役割を果たします。一方で、IL-βの過剰産生は、関節リウマチなどの自己免疫疾患、炎症性腸疾患、アルツハイマー病(AD)を含めた神経炎症性疾患、慢性頓痛の発症と進行に関係することが知られています。

GFAP
グリア線維性酸性タンパク質(GFAP)は、グリア細胞の1つであるアストロサイトに特異的に発現する中間径フィラメントタンパク質です。活性化されたアストロサイトで発現が増強し、神経炎症のマーカーとなります。慢性神経炎症は、AD、多発性硬化症(MS)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経変性疾患の発症と進行に関与することがわかっています。
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