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Ultra シリーズ 真空凍結乾燥機

 

小スケール生産まで対応
パイロット〜少量生産向け棚板式真空凍結乾燥機

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Ultra Prime シリーズは、研究開発用途だけでなく、パイロットスケールから少量生産まで対応できる棚板式の真空凍結乾燥機です。

棚段数:8~15段、BulkまたはStoppering(打栓)shelf、クリーンルーム仕様、溶媒対応オプションなど、用途に応じて柔軟にシステムを構成できます。

診断薬キット、ワクチン、研究用試薬、プロバイオティクス、組織関連サンプル、少量の原薬(API)など、幅広いアプリケーションに対応します。

Ultra Prime 30 は省スペース性に優れたパイロットモデル、Ultra Prime 50 はより大きな処理量に対応する少量生産向けモデルとして位置付けられています。

また、直結型ベーパーポート、スムースウォールコンデンサー、LyoLogic HMI、低GWP冷媒の採用により、操作性・清掃性・環境対応・再現性の向上を実現しています。

Ultra Prime シリーズの特長と利点

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  • 研究開発からパイロット、少量生産まで幅広く対応
  • Bulk(可動)/Stoppering(打栓)shelfの選択が可能​
  • 最大15段まで棚構成をカスタマイズ可能
  • 直結型ベーパーポートによりスムーズな蒸気移送を実現
  • スムースウォールコンデンサーで除霜・洗浄が容易
  • LyoLogic HMI による直感的な操作性
  • 低GWP冷媒の採用による環境負荷低減
  • クリーンルーム仕様や溶媒対応仕様などの選択が可能

システムの選択

Ultra Prime 真空凍結乾燥機は、下記の手順に沿って用途に適した構成を選択できます。ご使用目的やサンプル容器、必要処理量に応じて最適な仕様をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

❶ 本体モデルの選択

コンデンサー容量・設置性・処理量に応じて、下記の2モデルから選択できます。

  Ultra Prime 30 Ultra Prime 50
コンデンサー容量 30 L 50 L
コンデンサー温度(50Hz/60Hz) -82℃/-85℃ -82℃/-85℃
最低棚温度(50Hz/60Hz) ≤ -67℃ / -70℃ ≤ -67℃ / -70℃
棚温度制御範囲 -55~+65℃ -55~+65℃
標準棚段数 8段 8段
最大棚段数 15段 15段
Ultra_condenser
  • コンデンサーおよび棚板の材質:ステンレス(316L)
  • スムースウォールコンデンサーにより除霜・洗浄が容易です。
  • デフロスト方式;ホットガス
  • 標準仕様に加え、クリーンルーム設置用構成も選択できます。

Prime 30はWide、Narrow構成から選択可能で、
Prime 50はNarrow構成のみです。用途や目的、設置環境に応じてお選びください。

Prime30.pngUltra Prime 30 Wide構成 外観図​
Prime50.pngUltra Prime 50 外観図

❷ 棚段数の選択

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棚段数は標準8段で、最大15段まで選択できます。段数が増えるほど総棚面積は大きくなりますが、棚間隔は狭くなります。

そのため、希望処理量や使用するバイアルやボトル、トレイ、プレートの高さに応じて適切な棚数を選定することが重要です。

また、導入後に棚段数の増減やBulk/Stopperingの変更はできないため、対象容器やバッチサイズに応じて事前にご相談ください。

棚段数 概要 推奨用途の目安
8段(標準) 処理量と棚間隔のバランスが良い標準構成 一般的なバイアル、トレイ、プレート
15段 最大棚面積を確保する高密度構成 低背容器、小型バイアル向け
  • 棚板サイズ:274.3 mm × 520.7 mm
  • 乾燥庫および棚板の材質はステンレス(316L)です。
  • 段数選定時は、容器高さと必要処理本数の両方を考慮する必要があります。

❸ Bulk or Stopperingの選択

用途に応じて、Bulk または Stoppering(自動打栓)を選択できます。

Bulk 構成は、トレイを用いたバルク試料の処理やプレート、生体試料などの用途に適しています。​Stoppering 構成では、凍結乾燥終了後にバイアルをチャンバー外へ取り出すことなく、減圧下で密栓することが可能です。

Stoppering_vial

打栓バイアルを用いたバイアルの密栓

stroke_saver_1
  • Stoppering 構成では、打栓バイアルを用いて密栓が可能です。
  • シェルフスペーサーやストロークセーバーなどのアクセサリーにより、棚の使用段数が限られる場合でも適切な打栓動作をサポートします。
  • 容器形状や打栓条件に応じて、最適な棚構成をご提案します。

➍ アイソレーションバルブ(主弁)の有無の選択

製品チャンバーとコンデンサーの間に設けるアイソレーションバルブにより、チャンバーとコンデンサーを隔離することができます。

この構成により、コンデンサーの除霜作業や圧力上昇テスト(Pressure Rise Test)など、運用上の柔軟性が高まります。

  • チャンバー内を減圧下に保ったままコンデンサーの除霜を行う
  • 圧力上昇テストを実施し、一次乾燥終点判断に活用する
  • 運転条件に応じたプロセス最適化を行う
圧力上昇テストによる一次乾燥終点の検知
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アイソレーションバルブを用いることで、運転中に一定時間バルブを閉じ、圧力上昇テスト(Pressure Rise Test)を実施できます。

サンプルからの蒸気発生が継続している場合はチャンバー圧力が上昇するため、一次乾燥終点の判断材料として活用できます。

※ 長時間バルブを閉じたままにすると圧力上昇によりサンプル状態へ影響する可能性があります。

❺ 空冷仕様 or 水冷仕様の選択

設置環境に応じて、冷凍システムの冷却方式を空冷式または水冷式から選択できます。

水冷仕様では、所定条件の冷却水設備が必要です。詳細なユーティリティ条件は設置環境と構成に応じてご案内します。

※ Ultra Prime は構成によりユーティリティ条件が異なるため、排熱量・冷却水条件・必要電源条件についてはご採用前に個別確認を推奨します。

❻ 真空ポンプの選択

真空ポンプは、用途や保守方針に応じて構成を選択します。装置仕様や対象サンプルに応じて最適なポンプ構成をご提案します。

Oilpump

油回転ポンプ

Scrollpump

スクロールポンプ

❼ コントロールシステム

Ultra Primeには、3種のコントロールシステムをご用意しています。​

Merlinタッチスクリーン

装置本体に内蔵されたタッチパネルでコントロールします。凍結乾燥運転の実施、レシピの作成など凍結乾燥機に必要とされる基本的な動作はこちらで行うことができます。運転終了後に、USBでログデータを取り出すことが可能です。​

Merlin PC

装置に接続したPCワークステーションでMerlinを制御します。Merlinタッチスクリーンの機能に加え、運転中のリアルタイムグラフの表示、自動ログデータ保存などが可能です。​

LyoLogic

PCワークステーションで制御する、より高度なソフトウェアです。Windows🄬ベースのプラットフォームに搭載されたCopa-Data HMI/SCADA Zenonを採用しており、迅速な応答性とより高度なパフォーマンスを約束します。オプションで21 CFR part 11への対応もご用意しています。​

LyoLogic_Recipe.pngLyoLogic レシピ画面
LyoLogic_Graph.pngLyoLogic グラフ画面

❽ その他のオプションの選択

アプリケーションに応じて、各種アクセサリーやオプションをご用意しています。

追加温度プローブ/コネクター

-

追加の温度プローブにより、より多点での品温モニタリングが可能です。

MVP温度プローブ
MVP_probe

バイアル内部の所定位置で再現性よく温度測定を行うための専用プローブです。

リムーバブルボトムトレイ
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バイアルの整列・セット作業を効率化するアクセサリーです。

ラッチングクリップ
ADP_shelf_latching_kit_small.png

棚板を固定して棚間隔を広げ、高さのあるサンプルへの対応を容易にします。

ストロークセーバー
stroke_saver_3
未使用の棚段を固定することで、一部の棚のみ使用して打栓する場合でも適切に打栓処理が行えます。
シェルフスペーサー
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未使用棚をスペーシングし、打栓構成での運用をサポートします。

クリーンルーム仕様

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Ultra Prime はクリーンルーム設置に対応した構成を選択できます。

装置前面に配置されたフランジをクリーンルーム壁面にご用意いただいた貫通口に配置します。製品チャンバーへのアクセスはクリーンルーム側から、コントロールパネルの操作、冷却トラップの排水等は機械室(バックヤード)側から行います。​

クリーンルーム仕様をご希望の場合は、施設条件や壁貫通部の仕様を含め、事前の詳細確認が必要です。クリーンルーム仕様専用オプションもご用意しています。

 

製品仕様

Ultra.png

Ultra Prime シリーズ

  Ultra Prime 30 Ultra Prime 50
モデルの位置付け R&D~パイロットスケール~少量生産向け
棚板サイズ 274.3 × 520.7 mm
棚板面積

1.14 m2 (8枚) / 1.28 m2 (9枚) / 1.42 m2 (10枚) / 1.56 m2 (11枚) /

1.71 m2 (12枚) / 1.85 m2 (13枚) / 1.99 m2 (14枚) / 2.13 m2 (15枚)

棚板間隔(目安)

102 mm (8枚) / 89 mm (9枚) / 79 mm (10枚) / 71 mm (11枚) /

65 mm (12枚) / 59 mm (13枚) / 54 mm (14枚) / 50 mm (15枚)

棚板温度制御範囲 -55~+65 ℃
最低棚温度(50Hz / 60Hz) ≤ -67 ℃ / -70 ℃
棚板温度均一性 ±1.0 ℃
コンデンサー到達温度 ≤ -82 ℃ / -85 ℃(50/60Hz)
コンデンサー容量 30 L 50 L
除湿量(24時間) 20 L 以上
減圧速度(大気圧→100 mTorr) 30 min 以内 45 min 以内
真空制御範囲 0.067 – 0.67 mbar(50 – 500 mTorr)
到達真空度 ≤ 0.2 mbar(≤ 15 mTorr)
真空リーク率 ≤ 0.0042 mbar・L/sec
構成 Wide / Narrow Narrowのみ
本体サイズ(WDH)

Wide:1171 x 902 x 1861 mm​

Narrow:742 x 1977 x 1953 mm​

Narrow:742 x 1977 x 1953 mm​
本体重量

Wide:592 kg​

Narrow:721 kg​

909 kg
冷媒

R1270 / R170​ 30も50も同じ冷媒​

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