Radleys 有機合成装置
自動合成装置 Mya 4
フレキシビリティに優れたパラレル自動合成装置
4つの異なる合成反応を省スペースでパラレルに無人自動運転
Mya 4は、小さいフットプリントながら、4つの異なる条件の合成反応を並列かつ精確にコントロールすることができる自動化学合成ワークステーションです。フレキシビリティに優れ、様々な条件の反応を1台で同時に行うことができます。
洗練されたソフトウェアは、作業性を高めるだけでなく、データログの取得が可能で、反応条件の再利用と調整を効率的に行っていただけます。
精密な温度制御
加熱反応から冷却反応まで、反応温度を精密にコントロールすることができます。隣り合う反応ゾーン間の温度干渉が極めて少ないため、200℃の反応温度の違いでも隣の反応器に影響することなく反応を行うことができます。
高い柔軟性
バイアルから試験管、丸底フラスコからプロセスベッセルまで、幅広い反応ボリュームに1台で対応します。攪拌方法も磁気攪拌とメカニカル攪拌を柔軟に入れ替えて使用することができ、還流実験にも対応します。
優れた再現性
正確かつ精密な温度制御と攪拌制御により、バッチ間での優れた反応再現性を確保できます。同じラボ内だけでなく異なるラボ間、あるいは異なるサイト間でもデータの共有が容易で、どこでも同じ反応を行うことができます。
生産性の向上
4つの異なる反応を狭いスペースで、無人で行うことを可能にするMya 4はラボの生産性を向上させます。データログ、自動レポート作成、外部デバイスの制御を可能にするPCコントローラーが皆様の仕事をさらに効率化します。
お客様の声
❝ One of the best user friendly rectors available in diffrent scales for rapid reaction screening and optimization ❞
- Abhishek Shrikant, Syngene International
1台で4つの反応条件を並列に制御
Mya4は4つの独立した反応ゾーンをもちます。
それぞれの反応ゾーンは、異なる反応容器を、異なる温度と異なる攪拌方法・攪拌速度で運転できます。
- 1人の研究者が異なる条件での合成をパラレルに実施できます
- 複数の研究者が個別の合成実験をパラレルに実施できます
液相反応を少ないスペースでパラレルに行いたいラボや並列反応で時間を削減したい下記のようなラボに最適なシステムです。
- 多数の合成条件(合成ルート)の検討を同時に行うプロセス化学研究
- 誘導体合成を複数同時に行うリード最適化研究
- 長時間の昇温/降温制御が必須な結晶化研究
様々な合成条件にフレキシブルに対応
1つのラボで行う合成反応は様々です。化合物の構造はもちろん、研究者、研究プロジェクト、研究ステージによって様々な条件での反応が求められます。
Mya 4は、極めてフレキシブルな自動合成ワークステーションです。
それぞれの合成反応で求められる反応スケール、反応温度、攪拌方法などに実に柔軟に対応することができます。
各アクセサリーは容易に着脱し、その時に必要な組み合わせにいつでも変更することができます。
オプションのPCコントロールソフトウェアを用いると、複雑なステップな反応を簡単に設定でき、データ記録とレポート作成まで自動で行います。
他社のデバイスと組み合わせて機能をさらに拡張することもできます。
この強力なフレキシビリティが、Mya 4をあなたのラボに欠かせない装置にしてくれるでしょう。
4つの独立した反応ゾーン
-30℃から+180℃まで
2 mL から 400 mL まで
磁気攪拌と
オーバーヘッド攪拌を選択
自動無人運転
自動データロギング
外部デバイスの
接続とコントロール
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お客様の声
❝ The flexibility is key: the stirring options, different vessel sizes and shapes, and the ability to have different colleagues using it at the same time ❞
- Johnson Matthey, Cambridge, UK
システム構成
Mya 4 自動合成装置は、行いたい合成反応に合わせて自在にシステムをチューンアップし、いつでも柔軟に変更が可能です。
Mya 4 ベースユニット(図のトップ)に、豊富なアクセサリーから必要なものを選んで取り付けることでシステムをセットアップします。
最初はミニマムな構成でも、あとでアクセサリーを追加することで、対応できる合成反応の範囲を拡張していくことができます。
詳細については弊社の製品担当者にご相談ください。
Mya 4のシステムのアクセサリーと構成方法について詳しく見る
コンパクトで省スペース
Mya 4のフットプリントは、幅60xm x 奥行36cmと非常にコンパクトです。
中型サイズ以上のドラフトチャンバーには、2台を並べて置くこともできます。
卓上ヒュームフードに設置も可能です。
※ 写真の装置は旧カラーです。
幅広いアプリケーションに
フレキシブルなシステム構成が可能なMya 4は、多くのアプリケーションに適用することができます。
製薬会社のプロセス合成と探索合成、受託合成企業、ファインケミカル企業のR&D部門、触媒開発、大学研究室のラボまで幅広い合成研究者にお使いいただいています。
プロセス開発
実験デザイン(DoE)
スケールアップ合成
合成ルートの検討
多型スクリーニング
リード化合物の最適化
合成反応の最適化
結晶化研究
試薬、触媒、溶媒のスクリーニング
and more
受託合成企業様へ
Radleys社のMya 4 自動合成ステーションとReactor-Ready ジャケットリアクターは、世界中のCRO / CMO / CDMOで導入されている信頼性の高い有機合成装置です。
受託合成ワークフローの改善をご検討の方は是非お声掛けください。
製品仕様
反応ゾーン | 独立した4つの反応ゾーン |
---|---|
ブロック温度制御範囲(Tb) | -30℃ ~ +180℃ |
溶液温度制御範囲(Tr) | -20℃ ~ +150℃ |
温度設定 | ±0.1℃ |
隣接ゾーン間の温度差 | 200℃ 以下 |
撹拌方法 |
マグネットスターラー(標準) オーバーヘッドスターラー(オプション) |
撹拌速度 |
マグネット:100~1000rpm オーバーヘッド:100~1000rpm |
操作方式 |
タッチパネル式 コントロールパッド(標準) PC制御用 ソフトウェア(オプション) |
反応ステップ数 |
コントロールパッド:10ステップ PCソフトウェア:無制限 |
反応容器 |
バイアル/試験管:2~20 mL 丸底フラスコ:25~250 mL プロセスベッセル:50~400 mL |
アクセサリー | 冷却器、滴下ロート、固体添加用ロート、温度プローブなど |
機器の冷却 | 水道水、または循環冷却装置を使用、冷却水の温度により到達温度が異なります。
水道水(15℃):ブロック到達温度 -25℃ / 溶液到達温度 -20℃ |
サイズ |
(本体)幅600 x 奥行360 x 高さ370 mm (コントロールパッド)幅266 x 奥行186 x 高さ104 mm |
重量 |
(本体)33.2 kg (コントロールパッド)2.3 kg |
電源 | 100-240 VAC, 50/60Hz |
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